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被災地の復興が見えない―地域再生のための地域ファンドの設立を!

 【2011-06-16:伊能肇】6月初旬、初夏の匂いに包まれた被災地を3泊4日で取材しました。福島から仙台への取材計画。3か月目が過ぎようとしている被災地でしたが、瓦礫の後カタヅケなどが粛々と進んではいたものの、いまだに復活・再生の道しるべは見えていませんでした。被災地の現況は、時間の経過とともに津波被害からの立ち直りの難しさを浮き彫りにしていました。被災直後なら簡単であったはずの高台移転の計画も、時間が経てばそれぞれの置かれた立場と物欲が邪魔をし始めているようでした。その上、政治家の相次ぐ食言。被災地が立ち直るには、もはや自分の足で立ち上がるしかないのでは?と思いました。 
仙台仮設住宅
写真】仙台市に建設された応急仮設住宅

  そこで、こんな構想はどうでしょうか―。未だ配分されていない義援金を地域再生のための福島ファンド、仙台ファンド、釜石(岩手)ファンドへ等分に出捐する。3等分できなかった義捐金は東日本ファンドとして保留し、そこへ日本全国から新たな出資を募る。地域ファンドの資金は、漁業、農業、商業、中小製造業などの事業インフラ再生のために提供する。

 出捐額は、新たな事業主体(コミュニティ)に参加する人間の数で決める。被災者が多ければ、それだけ資金量は豊富になる。事業主体への参加は、年齢制限、男女制限、国籍制限など全ての制限なし。唯一、参加条件は東日本大震災の被災者若しくはその縁者であること―。

仙台市若林区
写真】仙台市若林区の被災地

 結局、福島、飯館、相馬、南相馬、仙台、塩竈、石巻、松島で現地取材は息切れ。原発事故の早期処理も、エネルギー政策の転換も、津波被災地の復興ビジョンも見えないままでした。そこで前出のファンド(基金)構想を思いついたわけです。何とかしないと国は滅びますよ。

福島県南相馬市
写真】福島県南相馬市の被災地

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