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「計画停電」を知ろう!

  【2011-03-18:古川節弥】今回の東北・関東の巨大地震で、東京電力福島第1原発に被害が出た影響で、首都圏では耳慣れない「計画停電」が実施されました。とっさに理解できた人は皆無に近いと思います。第1グループから第5グループに分けて、時間を切って停電を実施するものですが、当初の混乱は自分の住む地域がどのグループに属するのか把握できなかった事です。

  東京電力のホームページを見ると、細かいグループ分けが掲示されていますが、同じ地域に二つのグループが記載されています。自分の地域は「どっちなのか」これでは分かりません。これが混乱の元です。しかも、TVや新聞ではグループが市町村単位や区で表示され、「一部」とう表現が加わります。この一部はどこなのかさっぱり分かりません。

 これには訳があります。市町村の行政区画と「計画停電」の配電区画は一致していないためです。電力会社の配電区画は、電気の配電ルートにしたがって作られています。「計画停電」の実施については、その時点の電力需要や電気を復活させる際の方法などが関係してきます。このため、直前まで実施されるかどうか分からない危うさはあります。

 配電ルートは、住宅街が広がったり、住宅地が開発されたりする実情を考えるとやむを得ないことです。このため、配電区画が二つの市町村にまたがるケースが全国には沢山あります。また、一つの市町村に複数の配電区画が存在するところもあります。電力会社には配電区画の地図があるかもしれませんが、この情報は細かく膨大で、これを新聞やTVで伝えることは大変困難です。これも理解しにくくした一因です。

 自分の住んでいる地域がどのグループに属しているかを知るにはどうした良いか。一つは、電力会社に電話して聞くことです。しかし、今回の地震では電話がつながりにくく、急ぐ方はいらいらしたと思います。次は、電力会社に出かけて確認することです。これは着実な方法です。三つ目は、事前に知るのはあきらめ、実際に停電した際、自分の地域は「○○グループだったのか」と確認することです。

 今回の「計画停電」に関しては、東京電力の周知は手際が悪く、褒められたものではありません。せめて広報車を走らせて、「あなたの地域は○○グループです。何時から停電します。」と早めに知らせるサービスがあって然るべきでした。急なこととはいえ、それがなかったため「無計画停電」といわれても仕方がありません。「計画停電」が何時終息するのか、不透明です。電力需要を抑えるためには、我々市民も節電に協力する必要があります。

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