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復興小校舎(東京・中央区)の保存条例の制定に向け住民直接請求へ

 【2011-01-07:川上湛永】関東大震災後に建てられた東京都中央区立中央小学校、明石小学校などが次々と解体されるなか、中央小の保存運動をしてきた住民らが7日、中央区に「中央区内に存在する復興小学校舎の保存条例」制定のための直接請求を提出することを決めた。一定の手続きを経て、署名活動に入る。同区内で区民による直接請求を行うのは初めて。

  請求を出すのは、「中央区立中央小・幼稚園の建替え計画を考え直す会」代表の高橋義明さん(58)。

 条例案の内容は次の通り。
区は、復興小が区の教育、文化、歴史等の正しい理解のためかくことができないもので、教育の向上発展の基礎をなすことを認識し、その保存、活用が適切に行われるよう努める。
教育委員会は、復興小校舎を、区の文化財として登録するとともに、区指定文化財に指定するものとする。
教育委員会は、復興小校舎について調査し、その保存状況を明らかにしなければならない。
区民は、復興小校舎がかけがえのない財産であることを認識し、復興小校舎の保護に努めるとともに、区がこの条例の目的を達成するために行う施策に協力しなければならない。

 高橋さんによると、所定の手続きを経て、署名活動を開始するが、直接請求が成立するには同区の有権者10万1003人のうち、50分の1にあたる2021人を超える署名を1カ月以内に集める必要がある。署名の審査は、選挙管理員会で実施され、適合すれば区議会で条例が審議されることになる。

復興小保存には、条例制定を

 区内には、現役として使用されている復興小は、泰明小、阪本小、明正小など5校、小学校以外として使用されているのが2校舎ある。2010年春から、明石小、中央小については、日本建築学会が、建築的、歴史的価値が高く保存すべきだとして要望者を区に提出、住民もリノベーションして保存活用すべきだなどとして運動してきたが、年末までに相次いで解体された。

 高橋さんは、直接請求の理由を「中央小、明石小が理不尽に解体され、次は明正小もその運命にある。それ以外の校舎についても解体撤去の危機があり、建築的にも大事な歴史が消されようとしている。条例制定以外に守る手段はないと考えるにいたった」と話している。

<リンク>
復興小の中央小解体急ピッチ―明石小は解体、更地に(2010-12-22)
明石小(東京・中央区)の解体作業に住民ら抗議―9月2日から校舎本体を解体へ(2010-08-25)
明石小(東京・中央区)の解体迫る―保存訴える住民が外国人特派員協会で会見(2010-07-24
関東大震災復興後の明石小など7校の保存を要望―日本建築学会(2010-04-16)

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