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不動産大手2社にみる“温故知新”と「選択と集中」戦略による拡充の妙―2010年を振り返って

 【2010-12-22:高木利通】2010年4月、三菱一号館美術館が東京千代田区にオープンした。三菱地所にとっては、文化芸術分野への本格的な進出である。永年の夢がようやく実現したのだ。9月には丸ビルで三菱の創業者、岩崎彌太郎の弟、岩崎彌之助が描いた丸の内の都市計画や形状などを明らかにした「岩崎の志と丸の内」展が開かれた。丸の内地区開発の拠点ビルとなった三菱一号館は、100年の歳月を経て「三菱一号館美術館」として新たな使命を背負ってよみがえり、2008年から始まった丸の内再構築第2ステージは、6年後の2017年に終わる。今後、その成果に注目していきたい。

  現在、三菱一号館美術館では、2月6日まで「カンディンスキーと青騎士」展が開催され、その後、3月1日〜5月8日まで「マリー=アントワネットの画家、ヴィジェ・ルブラン展」など魅力に富んだ展覧会が企画されている。

 では、三井不動産の場合はどうか―。

 美術館のオープンは三菱地所に比べて5年ほど早い。歴史と伝統を誇る三井本館に隣接した39階建ての超高層ビル「日本橋三井タワー」の完成を記念して、三井本館7階に「三井記念美術館」が完成したのが始まりである。12月3日から新年の1月29日まで「室町三井家の名品」展が開催中だ。江戸時代の豪商として活躍した三井高利を家祖として300年以上の歴史をもつ三井11家の一つである室町三井家が収集した数多くの秘められた財宝が三井記念美術館で公開され、注目を集めている。

 三井不動産は、日本橋と室町両地区で大規模再生投資を進めており、大きな成果をあげている。2010年10月には日本橋室町東地区で大型ビル・商業施設をオープンさせた。4年後の2014年には同地区が全体竣工して、大型ビル・商業施設など3棟が新たに戦力に加わる。

 「選択と集中」戦略によって大手2社の陣取り合戦に拍車がかかっている。

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