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【田中順一郎氏追悼】偉大なる兄貴分を失った思い

 【2010-02-14:住宅問題評論家・加藤憲一郎】三井不動産とは、1960年末(昭和43〜44年)ごろからお付き合いが深まったが、田中順一郎さんと知り合ったのは、その後、1982年か83年。現在も続いている同社主催の記者懇談会の席上で、共通の知人が居ることをきっかけに話が弾んだ。当時、田中さんは常務取締役であった。
 その後、1987年(昭和62年)に社長に就任されたが、当時のメディアでは田中さんのプロフィールとして、趣味は自らクルマを駆って古寺を探訪することとあった。また、陶磁器を愛する趣味もお持ちだということを知って、田中さんの教養人ぶりに感心した。

 スポーツにも巧みだったようである。それを眼のあたりにしたのは、1993年(平成5年)にオープンした幕張のザウスという室内スキー場のオープンのとき。私たちは現地に招かれたが、ゲレンデ風にしつらえられた大規模な室内スキー場の高所から颯爽と滑走された、そのカッコよさ。まっ黄色のスキー服が目に染みたことを今でも記憶している。

 教養や趣味のことばかりを書いたが、当然、経営者として偉大な存在であった。また、不動産業界にも大きな足跡を残された。

 晩年は病気がちだったようだが、それでも業界活動は活発であった。一昨年もある団体のパーティでお会いし、むしろ私のほうが励まされた。そんなところにも、配慮の人であることをつくづく感じたものである。

 享年80歳であったが、現代ではまだまだ若い年齢である。私も今年、80歳になる。1歳先輩の、偉大なる兄貴分を失った思いである。心から御冥福をお祈りしたい。

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