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中国「四川大地震」4年後の復興まちづくりを見て――強い政府の強力な復興支援・観光遺跡として再生

  【2012-05-12:大越 武】 日本不動産学会主催の海外テーマ視察「中国・四川省大地震後の復興まちづくり事情の視察」に、4月20日から25日まで出かけた。「東日本大震災」による「がれき」処理が、丸1年たった今もなお、10%も進んでいない呆れた日本の現状と比べ、アッという間に跡形もなく片づけてしまう中国のこと、ちょうど4年前(2008年5月12日14時28分)に発生した「四川大地震」後の復興まちづくりは今、どうなっているのだろうか、日本の参考になるようなことが学べるのだろうか、といったやじ馬興味を持って、つぶさに見てきた。
四川大地震1
【写真1】地震による崩壊現場が、そのまま観光遺跡に。正面の門構えには、「深切悼念四川ブン(サンズイに文)川特大地震遭難同胞」の文字が刻まれている。
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小冊子「東日本大震災から1年を振り返って」をまとめました


  【2012-03-15:千葉利宏】日本不動産ジャーナリスト会議(REJA)とIT記者会の有志で小冊子「東日本大震災から1年を振り返って」(A4版84ページ)をまとめました。東日本大震災の発災後、被災地や関連の取材、被災地支援イベントなど、メンバーがそれぞれに行ってきた活動を通じて、見たこと、聞いたこと、考えたことを記録として残すことにしたものです。
 REJAとIT記者会の有志が共同で小冊子を作成したのは、住宅やまちづくりなどREJAがテーマとする分野も、自治体や企業の情報システムやスマートフォンやPCなどIT記者会がカバーする分野も生活に欠かせない重要な社会インフラであり、東日本大震災では大きな被害を受け、さまざまな課題を残したからです。
 本格な復旧・復興が進み、時間が経過するなかで、今後もさまざまな問題が浮上することになるでしょう。小冊子は、引き続き被災地や関連の取材活動を行っていく過程での中間報告ですので、ぜひ、ご覧ください。内容は下記の通りです。

○はじめに―阿部和義(REJA代表幹事)
○<3.11>が残したもの―「東日本大震災から1年」編集チーム
○住宅ジャーナリストと仲間達が取り組んだ大震災後の1年―伊能肇(REJA幹事)
○東日本大震災 被災地を行く―IT記者会被災地実査チーム
○再認識した情報をやり取りする術の大切さ―中村仁美(IT記者会)
○PC生産拠点完全復旧への道のり―大河原克行(IT記者会)
○被災した福島・相馬の子らを励ますイベントを主催して―川上堪永(REJA幹事)
○東日本大震災から国土マネジメントのあり方を考える〜建設業が果たす役割とは?―千葉利宏(REAJ幹事、IT記者会理事)
○東日本大震災から1年を振り返って―阿部和義
○おわりに―佃均(IT記者会代表理事)

 なお、小冊子はオンデマンド印刷で作成しますので、印刷・事務の実費(カラーコピー版2000円、白黒コピー版1000円、送料・振込手数料別)をご負担ねがいます。申し込みは、IT記者会事務局(office@itkisyakai.org)までお願いします。少部数は郵送、10部以上は宅配でお送りします。

福島・相馬の被災した孤児らを励ます講演会とコンサート―17日に東京・早稲田で開催

  【2011-12-14:川上湛永】東日本大震災で福島・相馬で救助活動中に津波にのまれ犠牲になった消防団員の11名の孤児、津波で親を亡くした51人の子らに、高校卒業まで毎月3万円の支援金を支給する条例をつくった立谷秀清・相馬市長の報告会と早稲田大学グリークラブの演奏会が開かれる。
 主催は、被災した相馬の子らを励ます会で、早大グリークラブも親戚が犠牲になったり、実家が津波で流された部員がいて全面協力する。

■開催概要■
日時:2011年12月17日(土)
(第1部)13:30〜14:30 立谷 秀清・相馬市長「相馬市の取組みと今後の課題」
(第2部)14:50〜15:50 早稲田大学グリークラブ演奏会
演目:男声合唱組曲「木が風に」、愛唱歌集から「見上げてごらん夜の星を」「はるかな友へ」など
会場:早稲田奉仕園スコットホール
    地下鉄東西線早稲田駅下車 5分
    新宿区西早稲田2−3−1 電話03-3205-5411
入場料:1,000円
主催:被災した相馬の子らを励ます会(尊徳会、仙台一高同窓会など)
協力:公益財団法人早稲田奉仕園
問合せ:(株)スキップス 03-5226-1002(担当・安積)

被災地の復興が見えない―地域再生のための地域ファンドの設立を!

 【2011-06-16:伊能肇】6月初旬、初夏の匂いに包まれた被災地を3泊4日で取材しました。福島から仙台への取材計画。3か月目が過ぎようとしている被災地でしたが、瓦礫の後カタヅケなどが粛々と進んではいたものの、いまだに復活・再生の道しるべは見えていませんでした。被災地の現況は、時間の経過とともに津波被害からの立ち直りの難しさを浮き彫りにしていました。被災直後なら簡単であったはずの高台移転の計画も、時間が経てばそれぞれの置かれた立場と物欲が邪魔をし始めているようでした。その上、政治家の相次ぐ食言。被災地が立ち直るには、もはや自分の足で立ち上がるしかないのでは?と思いました。 
仙台仮設住宅
写真】仙台市に建設された応急仮設住宅
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液状化被害から3か月の浦安―復活のカギは地元住民による「地域力」

 【2011-06-13:伊藤俊祐】「関東ローム層の上に建つ分譲地。地盤が強く安心して住めます」―。先日、そんな文言が記されたチラシが郵便ポストの中に入っていた。その分譲地は、埼玉県南部の新座市の物件。千葉県浦安市に移り住んで8年目となるが、これだけ離れた土地の広告を目にしたのは初めてだ。また、ある住宅会社が東京都の西部に位置する多摩市で分譲住宅を販売したところ、浦安市在住の2家族が訪れた。担当者によると「まったく予想していなかった地域のお客さま」だという。
 新浦安震災関連
【写真】小学校の近くの道路を整備するおやじの会のメンバー(2011年3月下旬)
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同じマンションの1階が震度6でも中層階は震度6強、上層階は震度7!:矢野克巳氏が問いかける災害常識の再点検〜マンションに住むための災害認識は今のままでいいのか〜

【2011-04-25:村井忠夫】シミュレーション・マグニチュード7.3・・・・・・・・

 5年前に出た一冊の本がある。矢野克巳著「マンションは地震に弱い」。日経BP社発行で2000円でもお釣りがくる程度の本だから高いとはいえない。200ページ足らずのこの本を読んだとき、それまで知っているつもりだった災害常識にいくつもの盲点があることに気づかされて、いささか愕然となった。

 そこで、マンション管理組合セミナーや講演会、講習会の都度、さして荷物にもならないこの本をいつも用意して、話の結びでマンション管理の具体的な対応を考える人にとっての必読書であることを何度も話してきた。

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マンションの被災状況を確かめたのはやはり管理会社だった!:管理組合の当事者能力の弱さはこれから直視すべき急務となる〜現場の最初の目撃者はマンションの管理組合だけしかいない〜

【2011-04-15:村井忠夫】管理業協会の調査がやはり一番早かった!東日本大震災の被災マンションの「大破」はゼロ、「軽微な損傷」が7割「被害なし」は1割

 東日本大震災で被災したマンションの実情はまったくといっていいほどわからなかったが、高層住宅管理業協会の調査結果が判明して少し様子が見え始めてきた。同協会が東北6県の会員管理会社受託物件の1597管理組合について調べた結果によると、倒壊や建替えが必要になるほど致命的な被害を受けた大破マンションはゼロ、外見上ほとんど問題がない軽微な損傷だったマンションは70%、まったく被害がなかったマンションは11%だった。

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地震による屋根瓦の崩壊は、業者の手抜き工事か?―茨城県水戸市周辺の被害状況

 【2011-04-08:大越武】ガソリンも潤沢に出回ってきたので、4月3日の日曜日に、「屋根が震災で崩れてしまった」という実家や幼なじみのいる水戸周辺に、震災見舞いに行ってきた。水戸インターチェンジを降りた途端、話に聞いていた通り、アチコチの家の瓦屋根に、青いビニールシートが張られ、その上に土嚢が多く載せられている異様な光景が、目に入ってきた。原発の放射能問題はさておき、今回の東日本大震災の茨城県の被害は、死者こそわずかなものの、かなりのものと聞いていたが、水戸周辺一帯に、住宅の屋根が崩れてしまっていて、想像以上に被害は大きいようだ。屋根が崩れているくらいだから、塀も崩れ、外壁・内壁の亀裂や崩れも相当なものだ。屋根に太陽熱ソーラーパネルを載せていた家などは、パネルが潰れてしまい、お気の毒としか言いようがない。 
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「大震災と原発事故」をテーマに市民講座を4月30日に開催―朝日新聞OBのジャーナリストらが検証

 【2011-04-06:川上湛永】東日本大震災は6日現在で、死者・行方不明2万7559人と未曾有の大災害となりました。同時に起きた福島第一原発事故は、津波で冷却装置が損傷して、放射能が広範囲に飛散、住民が大規模避難するなど被害が広がっています。日々事故の推移は動いていますが、ジャーナリストが震災と原発事故を検証する市民講座を4月30日に開きます。
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マンションの災害は人の感じ方で違うから対策もそれぞれに異なる:限られた言葉だけで語られる理屈の前にまず多様な事実確認が先〜マンションの災害は日がたつにつれてまだまだ姿を変えていくかもしれない〜

 【2011-04-05:村井忠夫】同じマンションでも、どこで、何をしていたかで感じ方は人の数だけ違う

 4月。あの大震災は先月の話になった。しかし、まだ、とても過去の出来事にはならない。余震はまだ続いているし、福島原発の事故はまだ見通しさえわからない。

 日がたつにつれて、今度の大震災のすごさがほとんどの人にとって今までの災害常識を超えていたことが、実にはっきりしてきた。理屈で語ってきたことが、いざとなるとどうなるかを考え直さざるを得ない機会になった。地震ガ来タラコウシナケレバイケナイなどと何度も何度も聞いてきたことや防災訓練などで教えてもらってきたいろいろなこと、ある程度は自分でも書いたり話したりしてきた最低コレダケハ・・といういくつかのことが震度5で揺さぶられていたあのときに思い浮かんだのは確かだが、正直なところ、それはほんの一瞬だけだった。

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